
英語で相手の誘いを断る時に日本人が学校で習う英語表現には、「I’m sorry.」や「No thank you.」など色々ありますが、日本語同様、英語にも状況によってさまざまな断り方の英会話表現があったりします★
特に日本人は社会的な風土や教育の影響もあるでしょうが相手にNOと言うことにネガティブな感覚がある方もいるのでは?
伝え方よっては、「NO(ノー)」という否定的な言い回しが相手にとって失礼に聞こえるかもです。でも海外ではyes, noはっきり言わな理解されません★

相手の要求を角を立てずにやんわりと断りたいときや、しつこい誘いを断りたいとき、英語ではどうすればいいか?
今回のBlogでは、英語で断る意思を伝えるための基本となる英会話フレーズをニュアンスやシーン別に紹介します★
実際にネイティブが日常会話の中で使っている英会話フレーズばかりなので活用してみてください★
ビジネスシーンでは、状況やタイミングに応じて、相手の依頼やオファーを丁寧に断らなければならない時があります。クッションフレーズを使った英会話フレーズで相手に不快感を与えないよう、丁寧にNOサインを出す表現です★
目次
丁寧に断る時の英会話フレーズ★
ビジネスシーンで断るときは、明確に誘いや提案を「受けられない」ことを伝えます★相手の気分が悪くない言い方や表現で、提案に同意できないことを残念に感じている点や、相手の提案に対して感謝の気持ちを伝えることです★
「Thank you.」などの感謝表現や「That sounds good.」といった肯定的なフレーズから始め、後で断りの表現を伝えれば相手に好印象を与えられます★

親しい人に丁寧に断る時★
気を使わない相手に対して断るときは、以下のような英会話フレーズでok。
Thank you, but I can’t./ありがとう。でもできません
Sounds cool, but I’ll pass this time. /いいですね、でも今回はいいです。
That sounds interesting, but I won’t join it./面白そうだね。でも今回はやめておきます
I’d love to, but I’ve got a things I have to do tonight. Thank you for the asking. /いいですね、でも今夜は用事があります。聞いてくれてありがとう。

フォーマルな場面で断る時の英会話フレーズ★
会議において、相手に不快感を与えずに丁寧に断るには、友達や知り合いに対する表現とはまた違った、断りの前置きをしたほうがいいです★
We regret that we cannot accept your proposal./残念ながら、そちらのご提案をお引き受けすることはできません
「We regret」は「後悔している」という意から、「残念ながら」という気持ちを表現する際によく使います。フォーマルな場面で使える丁寧表現です★最初に明確に断りの言葉を述べてから、理由を後付けする表現もok★
I am unable to make it due to a prior commitment./先約がございますので、それはかないません
I’m very sorry for I’m not able to make it./それに間に合わせられなくて申し訳ございません★
「a prior commitment」は「先約」という意味で、スケジュールが合わないときに使いやすい便利表現です。また、理由を伝えるフレーズとしては、to不定詞を使う「due to~」のほか、「because of~」でも代用できます。
最後に、断りの申し出を受けてくれた相手にお礼の言葉を伝えましょう。
Thank you for your kind understanding./ご理解いただきありがとうございます
I’m appreciate that your kind understanding. /ご理解頂き感謝致します。

メールで断る時の英会話フレーズ★
ビジネスメールなどの文面で取引先の提案を丁寧に断る英会話フレーズをご紹介★ここでも「NO」と伝えつつもフォローをする言い回ししましょ。
Unfortunately, we are unable to agree with your proposal.
(残念ながら、そちらもご提案に同意することはできません)
「unfortunately」というフレーズは「We regret~」に比べると、口語では少し堅苦しい印象の形式ばった表現になりますが、お断りメールの中では「あいにく」や「残念ながら」など、敬語表現の一種として使われます。相手へのフォローには以下の英会話フレーズ★

We are sorry to turn down this proposal.
(こちらのご提案をお断りして申し訳ございません)
このように先に謝罪表現を使って残念に思う気持ちを伝えた上で、断る理由を言います★断る英語表現として、「turn down」を使うと、「refuse」や「reject」よりも柔らかい印象に聞こえます★
メールの末尾には、期待を込めて次のようにフォローすると印象悪くないです★
I am looking forward to working with you another time./次回こそ、仕事でご一緒できることを楽しみしております

ソフトに断る英語フレーズ★
同僚や友人など、近しい人の誘いや頼みを遠回しに断りたいときもあるかもです。ここでは明確に「NO」と言わず、やんわりと断るフレーズ★
やんわりと断るには、相手への気遣いを感じさせる英語表現を使うことです。婉曲表現を巧みに使い、本当は誘いを受けたいけれど残念ながらできないみたいな気持ちを伝えます★
遠回しに断る
I’m afraid that we cannot adjust the schedule.スケジュールが調整できないかなぁ
「I’m afraid that~」というフレーズは「~かもしれない」という日本語です。類似表現の「may」を使うよりも断るニュアンスを出すことができ、「I’m afraid that~」以降に続くことは変更できないけれど、残念に感じているという意味になります★
「may」も「かもしれない」という意味合いがありますが、「I may not be able to go.(行けないかもしれない)」と伝えても、「行くつもりだけど行けないかもしれない」というニュアンスが強くなり、どっちつかずの印象になります。肝心の返事が留保されているように聞こえるため、断る際には使わないほうが良いですね★
「次は行くから」という前向きな表現で断るのも一つです。次の機会を楽しみにしているというニュアンスが伝わるため、相手の気分を害する事はないはず。

I’ll take a rain check on that.
どれだけ婉曲表現を使って断ったとしても、断る理由がなければ、相手も判然としません。クッションフレーズとなる謝罪表現でお詫びをした上で、断る理由を添えて説明するようにしましょう。
I’m sorry, but I have too much work to finish by next week./申し訳ないけど、来週までに済ませなきゃならない仕事が山のようにあるんだ
「I’m sorry」の後に「but」を続けることで、理由を付け足せます★
代表的な理由には「I’m busy in doing.(~で忙しい)」や「I’m in the middle of something.(取り込み中なんだ)」「I don’t have the time to.(時間が取れない)」などという英会話フレーズもあります★
残念な気持ちを表して断る
「本当は誘いを受けたいんだけれど残念ながらできない」というシチュエーション。このような場合には、英語の仮定法を用いて誘いを受けたい気持ちを素直だします。
I wish I could, but I have another job.
(できるならしたいんだけど、他の用事があるんだ)
I’d love to but I have something to do tonight.
(ぜひやりたいんだけど、今夜は用事があるんだ)
仮定法は、現実とは正反対の事柄を述べることで「それがかなったら良いなぁ」というニュアンスを出す表現。少々大げさになりますが、「I wish」を「If only」に言い換えると、より断るのを残念に思っている印象になります。
If only I could, but I have already made a plan for a trip.
(できたらいいのになぁ、でもすでに旅行の予定を入れているんだ)

ハッキリ断る英会話フレーズ
しつこい営業の電話や気乗りしない誘いなど、はっきり「NO」と伝えなければならない場面もあります。「はっきりと断る気持ち」を示せる英会話フレーズを覚えてる。
きっぱり断るときのpoint
まずは、言葉と態度で提案に興味がなく、誘いを受けたくないことをしっかりと伝えましょう。言葉では拒否していても、遠慮がちな態度をとっていると、相手が誤解してしまうかも。また、肯定文やどちらにも取れる表現で、自分の意思を曖昧に伝えるのもヤバいです。相手の誘いや提案を断固として断りたいときには、以下の英会話フレーズが効果あります。
営業電話をはっきり断る英会話フレーズ★
会社にかかってきた営業の電話を丁重に断りたいときは、次のような英会話フレーズを使います。
We are not interested.(興味ありません)
We don’t need those kind of product.(そのような商品は必要ありません)
このケースで大切なのは、不用意に理由を言わないことです。曖昧な理由を伝えると、話を広げられるきっかけになりかねません。非情に感じるかもですが、きっぱりと断りましょう。
興味のない誘い断る時
親しい間柄でも、しつこい誘いをはっきり断りたい場面もあります。めのフレーズで拒否感を示すと、自分の本意を伝えられるでしょう。
Sorry, I can make it.(ごめん、それは無理)
「やんわりと断る」でご紹介したフレーズの「but」を抜いたパターンですが、それだけで相手への配慮よりも自分の意思をストレートに伝えるニュアンスが強くなります。
I absolutely refuse.(絶対に嫌です)
Certainly not.(絶対に駄目です)
明確な拒絶を示すフレーズですが、「absolutely」や「refuse」は気心知れた友達など本当に親密な間柄にしか使うことができないくらい、過激な印象を与えるため、状況別にしっかり使い分けることが必要です。
ビジネスの場面でうっかり使ってしまうと、横柄で礼節を欠く行為と取られる可能性が高いので注意しましょう。

断るときは理由をつけて誠意を示そう★
誘ってくれた相手といい関係を保つためには、相手のオファーを断る理由を必ずつけることが大切です。
巧みな英会話フレーズを使っても、理由がなければ相手は不信感を抱くリスクあります。反対に、「I’m sorry, but~」のような単純な英会話フレーズでも、きちんと理由を伝えるだけで、相手に理解されます。
丁寧に、やんわりと、相手に不快感を与えないように断る英会話フレーズはたくさんあります。状況や自分の心情に合わせて、適切な英会話フレーズを使っていきましょ!
