
日々の自分の海外生活でも感じたのが、なんらかの事情や理由で、大人になってから「英語でコミュニケーションしないとならない」という環境に身を置いたり、必要に迫られて、英語を勉強している学生の方や社会人の人も多いという事です。
主語と述語。肯定or否定。過去・現在・未来……。
といったことを正確に表現するための英語をマスターすることが大事です。
でも実際のコミュニケーションの場面(特に口頭での会話)では、ちょっと不十分なことがあります。
日本語なら、
「それ、誰の靴?」
と聞かれたら
「Yuukiの靴だよ。」
と返事できます。
たとえば目の前に車があった時、一緒にいる人に
「それ、ユーキの車だよね?」「ユーキの車でしょ?」
のように返事できます。

「だよね?」があることで、事実を述べつつも、相手に返事を求めていることがわかります。こういうニュアンスが、対面のコミュニケーションの中では、雰囲気を左右してしまいます。
そんな言い方をしたい時に使われる文法があります。「付加疑問文」です。英語では Question tags て言います。
自分自身、カナダに来て日常生活で英語を使うようになって、今も分からない表現や単語があるのでその都度インプット,アウトプットしてます。
でもやっぱり、会話の中で「~だよね?」「~でしょう?」という言葉が使えたほうが柔らかいニュアンスに聞こえる感じはします。
頭ではルールをわかっても、いざ会話の中で使う場合、最初は難しく思うかもです。
そんな自身の経験から..
今回のBlogは「だよね?」「付加疑問文」の使い方を紹介します★

目次
付加疑問文の基本★
It’s Yuuki’s leather jacket.
それはユーキのレザージャケットです。
これは普通の文。
でこれは
It’s yuuki’s leather jacket, isn’t it?
それはユーキのレザージャケットだよね?
この isn’t it? が「~だよね?」という感じになります。文法的には「付加疑問文」と言います。
付加疑問文のルール★
- 文が肯定( It is ~)の場合は、否定のミニ疑問文( isn’t it?)が付く。
- 文が否定( It isn’t ~)の場合は、肯定のミニ疑問文( is it?)が付く。
基本的に「メインの文を、肯定と否定を入れ替えた疑問形にする」と考えれば応用聞きます。
メインの文 | ミニ疑問文 |
---|---|
肯定文(~だよね?) | |
You are ~ , | aren’t you? |
It was ~, | wasn’t it? |
You will ~ , | won’t you? |
You can ~, | can’t you? |
You should ~, | shouldn’t you? |
You have + ~ed,(完了形) | haven’t you? |
否定文(~じゃないよね?) | |
You aren’t ~, | are you? |
It wasn’t ~, | was it? |
You won’t ~, | will you? |
You don’t ~, | do you? |
You didn’t ~, | did you? |
You can’t ~ | can you? |
You shouldn’t ~, | should you? |
You haven’t + ~ed,(完了形) | have you? |
He is a hair stylist, isn’t he?
彼は美容師だよね?
you can play the guitar , can’t you?
あなたはギターが弾けたよね?

She didn’t come, did she?
彼女は来なかったよね?
There wasn’t any problem, was there?
何も問題な事はなかったよね?

ややこしいパターン
以下のような、「現在形・過去形の動詞が使われている肯定文」は、少しややこしいです。
You like movie.
→ You like movie, don’t you?
あなたは映画が好きだよね?
He bought a new house.
→ He bought a new house, didn’t he?
彼は新しい家を買ったよね?

この場合は、普通の文(You like movie)を疑問形にして(Do you like movie?)、それを否定形にする(Don’t you like movie?)と、その頭の部分がミニ疑問文になります。
主語が This, That の場合は、ミニ疑問文の主語は it になります。また、主語が名詞や固有名詞の場合は、ミニ疑問文の主語は対応する代名詞になります。
This isn’t a german car, is it?
これはドイツ車じゃないでしょ?
Students should wear school uniforms, shouldn’t they?
生徒達は制服を着ないといけないよね?
Ken doesn’t like green onion, does he?
ケンは青ネギが好きじゃないよね?
“I’m ~” で始まる文の場合は、
I’m the best person to do it, aren’t I?
私がうってつけ(最もよい人物)でしょう?

付加疑問文の発音のポイント
「付加疑問文」を会話の中で使う場合、重要なのがイントネーションです。He is a hair stylist, isn’t he?↑
疑問文のように最後を上げて発音すると、「彼は美容師だったと思うけど、そうだっけ?」と相手に質問している感じになります。
He is a hair stylist, isn’t he?↓
通常の文のように最後を下げて発音すると、「彼は美容師だよね。」という感じで、話し手はその内容を「確かだ」と思っている度合いが強くなります。相手に質問しているというよりも、同意を求めて話しているみたいな感じです。

「だよね?」簡単な方法★
この付加疑問文はいざ英語で会話するとなったら、ややこしいですね。個人的にそう感じます。
でもどうしても、「だよね?」「ですよね?」というニュアンスを足したいシチュエーションがある時は文末に “is that right?” と付ける方法もあります★
He usually come to school by train, is that right? (= doesn’t he?)
彼は普段電車で登校しているよね?
I need to return this money by next Saturday, is that right? (= don’t I?)
この金をを来週土曜日までに返却しないといけないんですよね?
She doesn’t like to eat meat, is that right?(does she?) /彼女は肉を食べるの好きじゃないよね?

You didn’t do it on purpose, right? (=did you?)
(あなたは)わざと(それを)やったんじゃないよね?
You don’t wanna go outside today, right?/ 今日は外出したくないんやな?
のように言うこともできます。
“is that right?” や “right?” なら、肯定・否定を入れ替えたり、文の主語や助動詞について考えなくてもよいので、いざと言う時に初心者にも使いやすいです。
これはマジ便利です!ネイティブもすげく使ってますね。よく聞きます。
付加疑問文は日常会話で英語ネイティブはもちろん、普通に会話の中でかなり使って来ます。

今も自分は“is that right?” と”right?”を覚使う事が多いですね、多分。あと“isn’t it?” もかなり使い回します。
It’s a nice day, isn’t it?
It’s a bad weather, isn’t it?
It’s awesome, isn’t it?
It’s funny, isn’t it?
It’s so crazy, isn’t it?
It’s interesting, isn’t it?” でも、“It isn’t interesting, is it?”
返事としては、
- もし interestingならば、“Yes. (It’sinteresting.)“ 。
- Interestingじゃないなら “No. (It’s not interesting.)“

「いい天気だね」「おもしろいね」「すごいね」「ひどいね」のような簡単なことを言う時、“It’s … “で始まる文が多いです。簡単な文に、“isn’t it?” をつけて、「おもしろいよね?」「ひどいでしょ?」とかは覚えやすいし使いやすいです。
いかがでしたか?
Blogでの英語フレーズを覚えて是非実践してみてくださいね!

