
普段の日常生活の中で社会問題の一つとして”いじめ”や”自殺”が挙げられると思います。大人だろうが子供だろうが社会生活と人間関係に生きる世界に生きてるのだからこのような問題が人間の世界では毎日起きてます。
今回のBlogは日本とカナダの簡単な自殺率や原因や統計を簡単に紹介しながら英語フレーズを紹介します。
目次
日本人の児童の自殺率増加傾向
客観的に見れば、衰退はしつつありますがまだ豊かで平和な日本で、中・高校生の自殺が増えているみたいです。目に見えない何かが、彼らを追い込んでいるのかもしれません…
文部科学省のまとめによると2018年度に自殺した小・中・高校生は前年比33%増の332人で、1988年に現在の方法で統計を取り始めて以来、過去最多となってます。内訳は小学生5人、中学生100人、高校生227人。高校生は前年比42%増だった。男女別では、男子193人、女子139人。

日本全体の自殺者数(警察庁まとめ、暦年集計)は2003年の3万4427人をピークにマイナス基調に転じ、2010年からは9年連続の前年比減となっていますね。一方で、少子化がかなり進み、児童生徒数は減少しているにもかかわらず、子どもの自殺は増えてきてます。自殺率は2006年の10万人あたりに1.2人から、18年には2.5人まで上昇しました。
自殺の理由(複数回答)については、「家庭の不和」(12.3%)や「父母などのしっせき」(9.0%)が目立つ一方で、「いじめ問題」は2.7%にとどまっています。でも、「不明」が全体の6割近くを占めており、何が子どもたちをそこまで追い詰めているのかはっきりとした自殺原因が分からない状態です。
Cause of Suicide(自殺の原因)
家庭不和 | 41 | 12.3 |
父母などのしっせき | 30 | 9.0 |
学業等不振 | 17 | 5.1 |
進路問題 | 28 | 8.4 |
教職員との関係で悩み | 5 | 1.5 |
友人関係での悩み(いじめ除く) | 16 | 4.8 |
いじめ問題 | 9 | 2.7 |
病弱等による悲観 | 9 | 2.7 |
えん世 | 21 | 6.3 |
異性問題 | 22 | 6.6 |
精神障害 | 24 | 7.2 |
不明 | 194 | 58.4 |
その他 | 18 | 5.4 |
構成比は、自殺した児童・生徒数に対する割合

CanadaのPopulation(人口)やRates of Suicide(自殺率)
カナダの人口や自殺率はどんな感じなのか見てみましょう。

まず,カナダの人口は約 37.60 million( 約3760万人)くらいです。 日本の大体3分の1くらいてますかね。 ちなみにカナダは世界で2番目に大きな国です。
Canada is the second-largest country in the world, after Russia. /カナダはロシアに次いで世界2番目に大きな国です。
と覚えておきましょう。


この上記に書かれてる通り,
約11人の方が毎日自殺で亡くなっている。
約4000人が年間に自殺によって亡くなっている。
自殺の3分の1が45歳~59歳の年代の人である。
少年,少女,若者世代15歳から35歳の自殺が死亡原因の2番目にある。
男性の自殺率が女性の自殺率の3倍高い。

簡単にまとめましたが人口の分母が違いますから自殺数はかなり日本とカナダでは異なります。 実際日本人の自殺数は公式では2003年以降の約3万5千人から12年に3万人を割ってからは毎年減少傾向にあるのですが,実際は5万人,10万人くらいあるのではないかとも疑われてる事もあるようです。一つ理由が変死や遺書なしなどの死因は自殺数には入らない為に。
日本の社会風土や軍隊みたいな教育制度,同調圧力, なんか変なソーシャルプレッシャーなどが自殺のナンバーを増やしてるんじゃないかと感じます。
カナダの自殺数は4000人とカナダの人口約3760万人の約0.01%くらいですね。
カナダに住んでて感じるのはカナディアンの社会は多文化主義で多様性のある風土で自己主張していくのがスタンダードな感じがあります。周りの目も気にしない方が多いだろうなと思います。仕事優先ではなく人生を楽しもうみたいなノリの人が日本より多いです。
ただそんなカナダでも子供や若者世代の死亡原因の2番目に自殺があるのはやはり,今の社会システムや経済格差がでてきてるタイミングとSNSなどの発達など色々あるのではと思います。 学校のいじめやSNSでの誹謗中傷が原因で亡くなる若者のNewsを見ます。それは北米だけではなく世界中で起きてると思います。 今は新コロナウイルスが原因でカナダでは一部のアジア人が人種差別を受けたり,暴力を受ける事件が多少起きてるので僕自身も外出中はリスクを想定しないといけません。

Tease, Bully, Make fun of の英語フレーズ
大きな社会問題の一つである「いじめ」。英語では、「Tease」「Bully」「Make fun of」が表現となりますが、使う表現によって意味合いも異なるので使い方には注意しましょう。
Tease / からかう / ちょっかいを出す
Teaseは相手を困らせたり怒らせたりすることをして面白がってからかったり、男の子が好きな女の子をからかっていじめるような場面で使います。からかわれた本人も一緒に笑ってふざけ合ったりするような、ガチではないネガティブではないからかいの場合にもteaseで表現できます。
- Yuuki, quit teasing your little brother!(ユーキ、弟にちょっかい出すのをやめなさい!)
- In elementary school, boys will tease the girls they like.(小学生の男の子は好きな女の子をいじめるよね。)
- Everyone always teases Mike about being afraid of ghost, even though he’s a Boxer.(マイクはボクサーの選手のくせに、お化けが怖いことで良く友達にからかわれているよな。)
- My girl friend geeting upset with you. So stop teasing her. / 俺の彼女がお前にキレだしてきたな。彼女をからかうのは止めな。
- Hey, buddy. Don’t be serious about it, I was just teasing you. /おい,マジになんなよ,俺はただからかってただけやから。
- I was teased about my weight a lot in high school. / 高校で自分の体重でよく馬鹿にされていた。

Bully /「いじめる」
Bullyは悪意のある意味が込められた言葉で、からかうでも、馬鹿にするでもなく、悪質な“いじめ”のときに使う言葉です。最近の学校の「いじめ問題」などを英語で言う場合problem with bullyingと言います。 名詞としても使うことができ、「いじめっ子」を表す場合にもbullyと表現しますよ。
- That High school has a problem with bullying.(あの高校にはいじめ問題がある。)
- I was a bully in high school.(私は高校でいじめっ子でした。)
- I heard you bullied my best friend, I will never forgive you!(お前が俺の親友をいじめたって聞いたけど、絶対に許さへんぞ!)
- The cause of suicide was bullying by social media. / 自殺の原因がソーシャルメディアによるいじめでした。
- I was bullied by my classmates when I was at my high school. / 僕は高校生の頃,クラスメイトにいじめられてました。
- I bullied my younger sister when we were children. / 私は子供の頃,妹をいじめてた。
- The teacher intervened when hr noticed that his student was bullying another student. /自分の生徒が他の生徒をいじめているのに気づいて、教師は介入した。
- Bullying is an extremely serious problem in Japanese schools. / いじめは日本の学校では深刻な問題になっている。

Make fun of / からかう / 馬鹿にする
Make fun ofは、teaseよりも悪意がありネガティブな意味合いが含まれますが、bullyほどではない強くはないです。この表現は、悪意のある無しに関わらず使うことができるので、相手を傷つける場合でも、周りの人を笑わせるために相手をからかう場合でも引用出来ます★
- 不特定多数の人やグループ全体を馬鹿にする場合でもok.
- 陰で人を馬鹿にする、笑いものにする場合でも引用できます。
- My friends always make fun of me because I can’t eat wasabi.(私はワサビ嫌いだから、いつも友達にからかわれているんです。)
- Yesterday, he was making fun of your sister behind her back.(昨日、彼は陰で君の妹を馬鹿にしていたよ。)
- My friend always makes fun of fat people.(僕の友人はいつも太っている人を馬鹿にしている。)
- You’re always make fun of me. / 君はいつも俺を馬鹿にするよな。
- Hey, stop making fun of me. / ねえ、私をからかうのをやめてよ。

Suicide (自殺)の英語フレーズ
「自殺」は、”suicide”と言います。
「自殺」をするは、”commit suicide”です。
“Commit”という単語には「約束する」「全てを捧げる」という意味がありますが「罪を犯す(commit a sin)」「犯罪を犯す(commit a crime)」など、悪事をすると言う意味もあります。
宗教的な観点から、”suicide”(自殺)は、授けられた命を「自ら奪う罪深い行為」なので、「犯す」の方の”commit”です。
“Kill myself”は、”kill”/殺める、 “myself”/自分自身、なので「自殺する」と言う表現です。
“Attempted suicide”は「自殺未遂」のこと★
“Attempt”は、動詞で「試みる」と言う意味ですが、この場合、”attempted”なので、形容詞として使います。
”Tried to kill myself”は、”kill myself”(自殺)することをtried(試した)した、「自殺しようとした」と言う意味です。Triedは、try(試す)の過去形。
“A old friend of mine killed himself last year.”
昔からの友達が、去年自殺した。
Chester bennington commited Suicide in 2017. / チェスターベニントンは2017年に自殺しました。
Kurt cobain commited Suicide.
(カート・コバーンが自殺した。)
They killed themselves.
(彼らは自殺した。)
The man took his own life. (Took = 過去形)
(男性が自殺しました。)
He/she committed suicide and left a suicide note.
(彼/彼女は自殺をし、遺書をのこした。)
He/she was in serious financial trouble and decided to commit suicide.(彼/彼女は経済的にとても困っていて自殺をすることにした。)

まとめ☆
いかがでしたでしょうか?
今回のBlogではいじめ,自殺をテーマに英語フレーズ紹介しました。
いじめ,自殺は地球がどんなに平和になっても100%は無くならないかもしれません。逆に貧富の差や情報格差,経済格差,教育格差が世界全体で顕著にでてきてるように感じます。このような状態になると人間は自己愛や慈愛を失って他人や周りの大切な人に思いやりや敬いを無くしがちになり,口撃したり,傷つけたりする傾向がある感じがします。

SNSやインターネットは確かに便利なコミュニケーションツールです。 いい事も悪いこともある事ない事さえも情報として簡単に飛び交ってます。 そのデマやフェイクニュースや誹謗中傷で傷付く方や自殺をしてしまう方がいるくらい影響があるて事を知る必要があります。 これは完全に言葉の暴力による殺人になり得ます,暴力や銃殺と変わりありません。そのような問題が少しでも無くなるマシな世界になることを願いたいものです。
最後まで読んで頂きどうもありがとうございました!

